狭骨盤として11級の認定(女性 埼玉県)

(プライバシーに配慮して、簡略化しています)

受任の経緯

歩道にて自動車同士の衝突事故にまきこまれ、骨盤の複雑骨折で入院、治療期間2年で症状固定。事前認定の方法で申請、「骨盤骨の著しい変形」12級5号と「局部の頑固な神経症状」12級13号が認定され、併合11級と判断。

他の複数の弁護士事務所等に相談するもこれ以上の上位等級は無理と回答されたが、納得できず当事務所に相談。相談の時に、「医師に将来子供を産むときに帝王切開の可能性がある」旨を指摘された話を聞き、骨盤の複雑骨折から狭骨盤の可能性があると判断して、受任。

問題点

特殊な事案で、検査方法や医師の選択が問題。

対処方法

大学病院の産婦人科で事情を説明して、検査を医師にお願いして、骨盤計測の検査、その画像と診断書を提出して、被害者請求で異議申立。

結果

狭骨盤が認められ、生殖器の障害として11級相当と認定され、併合10級。

行政書士のコメント

15歳の高校生が事故にまきこまれ、事実として帝王切開の可能性が高くなる狭骨盤であるにもかかわらず、事前認定では全く評価されていませんでした。これは事前認定の限界を示すものです。

狭骨盤に限らず、被害者の側で事実関係を精査して、立証しなければ埋もれてしまう後遺障害の事実が多数あるのも現実、と考えさせられる事案でした。