股関節の骨折に伴う下肢短縮13級8号 股関節機能障害12級7号認定(東京都)

受任の経緯

任意保険会社からの事前認定での申請に疑問を持ち、症状固定の直前に当事務所に相談、被害者請求による後遺障害の申請を受任。

問題点

論点は股関節の機能障害と下肢の短縮障害であるが、医師が後遺障害の申請に非協力で、必要な検査を積極的にはしてもらえないこと、後遺障害診断書の重要な内容が一部空欄であること。

対処方法

股関節の運動障害は、股関節部の主要運動及び参考運動を自賠責で決められた測定方法により、正確に測定する必要があります。また、下肢短縮についても自賠責で決められた測定方法による正確な測定が必要となります。しかし、この自賠責の測定方法を知らない医師がいるのも現実です。この理由は、医師は治すための検査はしますが、後遺障害の評価については治療と関係ないことから興味もなく積極的にならないことが、理由と考えられます。そこで、後遺障害の評価の重要性と正しい測定方法を説明して、正確な可動域の測定と下肢の測定をして頂きました。また、後遺障害診断書も不足部分の事実を記載して頂きました。

結果

股関節の運動障害として12級7号、下肢短縮として13級8号が認定され、併合11級となりました。

行政書士のコメント

股関節部の骨折が明らかな場合は、認定は容易になると考えられますが、正式な測定方法による、正確な測定値がない場合は後遺障害の事実があっても正しく評価されない場合があります。「あるがままの事実」を測定して、納得できる結果となりましたが、医師の対応によっては、正確な測定がなされず、納得できない結果になる場合もあります。特に運動障害は損害賠償請求にとって、逸失利益等に大きな影響が生じる重要な事実の評価になります。