法定利息の民法改正と交通事故の賠償金の問題

法定利率」を5%から3%に…民法改正要綱案

この民法改正は交通事故の後遺障害部分の賠償金に大きな影響を与えます。

  • 遅延損害金→交通事故の賠償金では事故の日から遅延損害金が発生します。この遅延損害金は現在なら民法の法定利息の5%です。したがいまして、事故の日から5%の利息が発生します。この5%の法定利息が3%になれば大きな影響がでます。とすれば、この改正は被害者には不利になりますが、以下リンクのライプニッツ係数の中間利息控除の計算では逸失利益等の損害がある場合には有利になります。
  • ライプニッツ係数

難しい話ですが、いずれにしても、交通事故損害賠償では重要な問題です。この改正があると自賠責保険の保険金にも影響が出るかも知れません。

ちなみに、この遅延損害金は裁判前の話し合いの解決では保険会社は支払わないのが一般です。交通事故の被害者としては裁判をするか、裁判しないで話し合いにするか等、被害者としては悩むところですが、改正後の事故では、この改正も踏まえて交通事故に詳しい弁護士と今後の方針を決めていくのがいいと思います。特に重篤な障害が残る介護や逸失利益等の論点がある方には大きな問題となります。