手続の調査の流れ

被害者請求で説明します。

①被害者またはその代理人が請求者として自賠責保険会社等に、請求書類などの資料を提出します。

②自賠責保険会社等は請求書類に不備がないか確認の上、自賠責損害調査事務所へ提出された請求書類などの資料を送付します。

③自賠責損害調査事務所では、この資料に基づき、公正中立な立場で調査を行います。

④この提出された請求書類などの資料で、後遺障害の事実、事故との因果関係等の判断をしますが、この資料のみでは、事実確認ができない場合には、病院照会等の必要な調査をします。

ただし、自賠責損害調査事務所は、例えば検査が不足していても、病院に検査依頼まではしません。また、医師が直接被害者を診察することはありません。

⑤自賠責調査事務所は、自賠責保険会社等に調査結果を報告します。

⑥自賠責保険会社は、例えば14級を認定、75万円などの支払額を決定して、請求者に通知、請求者または被害者に支払います。

これが、簡単にではありますが、自賠責保険における損害調査の流れです。

重要なポイントは、後遺障害の事実や事故との因果関係の証明するための資料の内容これを誰が提出するかです。

自賠責調査事務所は、上記のように補完的な病院照会などはしてくれますが、積極的に証明はしてくれません。

仮に、加害者側の保険会社が請求者となり、事前認定の方法で後遺障害認定の申請をしたとすると、加害者側の保険会社が事実関係を精査して、この証明のための資料を積極的に提出することは、通常考えられません。

したがって、適正な後遺障害等級認定の結果を得るためには、被害者請求で、被害者の側で後遺障害の事実を証明するための資料を提出する必要があります。