後遺障害認定の効果・意義

 後遺障害認定の結果は、交通事故の損害賠償に大きな効果、重要な意義があります。

例えば、30歳で年収400万円で12級の等級が認定された場合を例に後遺症による逸失利益の計算で、その効果を説明すると、

  • 裁判基準:4,000,000(年収)×0.14(労働能力喪失率)×16.7113(37年の労働能力喪失期間のライプニッツ係数)=9.358.328+2.900.000(後遺症慰謝料)=12.258.328円(自賠責保険の2,240,000円を含む)

なお、この金額は、計算上の目安での金額で、年収400万で30歳の12級の認定者の全員に、この賠償額が補償されるものではありません。ちなみ に、労働能力喪失率は、職業・年齢・性別・障害の部位等を、労働能力喪失期間は神経障害などについては、障害の内容・程度、労働・生活への影響などの具体的状況により総合判断されて決定します。
参考に、むち打ち12級認定の場合では5年~10年の労働能力喪失期間のライプニッツ係数、むち打ち14級では5年以下のライプニッツ係数を判例は使用して計算する例が多くあります。

  • 自賠責保険の限度額:2,240,000円(被害者請求なら先払い)
  • 仮に非該当なら、自賠責保険=0円、裁判基準=0円(ただし、例外的に非該当でも求められる場合もあります)
非該当 12級認定
自賠責保険 0円 2,240,000円
裁判基準 0円 12.258.328円*1

*1自賠責保険金額の2,240,000円含む

なお、裁判では、自賠責保険の認定結果には拘束力はありませんが、ほとんどの裁判例では自賠責保険の認定結果を前提に裁判をする事になります。その意味では自賠責保険の後遺障害の結果は交通事故賠償において重要な意義があります。

 

このように、後遺障害等級認定の結果は、損害賠償額の算定で大きな影響力があり、自賠責保険で等級を認定して、訴訟や示談交渉をすれば、大きな効果を生みます。

 

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