後遺障害等級認定手続についてのQ&A

Q:後遺障害等級認定手続をする意義は?

A:交通事故で怪我をして、その後治療をして治らなかった場合には症状固定をして後遺障害等級認定のための申請をします。
この意義は、大きく分けて2つあります。
  • 自賠責保険からの補償を受けることにあります。例えば、14級が認定されると75万円、最高の1級の認定なら4千万円の補償が自賠責保険より受けることができます(被害者請求の場合に被害者に直接補償されます)。
  • 後遺障害の等級認定の結果は損害賠償額に大きな効果を与えます。

後遺障害等級認定の効果は大きく適正な手続きで適正な等級を獲得しておく必要性あります。

 

Q:いつ後遺障害の等級認定の申請手続をするのですか?

A:症状固定と医師が判断した時に後遺障害認定の申請手続をします。

 

Q:誰がどのような手続方法で申請するのですか?

A:任意保険会社からの事前認定の方法と被害者本人からの被害者請求(16条請求)の方法があります。

 

Q:任意保険会社からの事前認定と被害者請求のどちらの手続方法が有利ですか?

A:これらの手続方法のそれぞれのメリットとデメリットを以下で説明します。
  • 事前認定のメリットは、手続が簡単で基本的に任意保険会社が代わりに手続をしてくれます。デメリットについては、手続が不透明で被害者本人は何をしているのか分からないこと、また、この認定された等級により保険会社は賠償金が高くなることから、必ずしも適正な資料が調査機関に提出されないこともあり、適正な等級が認定されない可能性があります。
  • 被害者請求のメリットは、症状を把握している被害者本人が主体となって適正な資料を提出することが可能となること。他方、デメリットは、被害者は医学的知識に乏しく医学的証明が難しいこと、かつ、手続に不慣れであること。

医学的証明が容易な醜状痕などは、事前認定で問題はないと考えられます。

むち打ちや高次脳機能障害などの目に見えない後遺症については、被害者請求で適正な資料を提出して申請すべきです。なお、この場合には、手続経験豊富な専門家に相談してから申請することをお勧めします。

 

Q:どこに申請して誰が審査判断するのですか?

A:事前認定については、任意保険会社から申請して調査機関に資料が送られて審査されます。他方、被害者請求については被害者から自賠責保険会社へ資料を提出して、その自賠責保険会社から調査機関に資料が送られて審査されます。

 

Q:認定結果に不服がある場合は?

A:事前認定及び被害者請求のいずれにおいても異議申立ては可能です。

 

Q:認定後の手続はどうすればいいのですか?

A:事前認定と被害者請求に分けて説明します。
  • 事前認定の場合には、通常は、その認定された等級を前提に示談交渉等となります。
  • 被害者請求の場合には、14級なら75万円、別表Ⅰの1級なら4千万円の賠償金が自賠責保険会社から被害者本人から直接支払われます。その上で、任意保険会社等の加害者側と示談や裁判などの手続へ移行して、損害賠償請求をしていくことになります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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